名古屋時代

振り返ると、社会人としてのある意味でのスタートは名古屋だったと思う。本社の課長と対等に渡り合えないと自分の居場所はない、と決めていた。ひとり暮らしもここで経験した。名古屋で生きて、生活して、名古屋と戦ったと、もし転勤する時はそう挨拶しようと決めていた。

名古屋で7年9ヶ月を過ごした。帰りに先輩や同僚たちと夕飯を兼ねて飲みに行ったことも含めて22:00より前に帰宅したことはない。月曜から金曜まで精一杯やって土曜日曜は家事と休養というパターンでずっと過ごした。結婚を意識した彼女もいた。でも彼女の母親が猛反対で何日間か家出するという事件まであり、結局成就することはできなかったが。。。

仕事、生活とも満足していたと思う。自分で決めたことは達成できていた。そして、転勤が決まった時、挨拶は「この名古屋で生きて、生活して、名古屋と戦った」と挨拶をした。